『おはよう、先輩♡』
『うううう…朝か…あああああっ…机で寝落ちしてた
ピンクちゃん…もう起きたのか』
昨晩、眠れずに俺はピンクちゃんをベッドに放置したまま、
机の上で物書きをしていたらしい
『ピンクちゃん…夢じゃなかったんだな…
ああああ、悲しいことに
僕の妹になってしまったか…あああああああぁぁぁぁ』
頭を抱えてオロオロする僕に対して、
『先輩、なかなかベッドに来ないから、眠っちゃった…
ふわぁぁぁぁまだ寝ようかなぁ』
ピンクちゃんは僕の大きめのセーターを一枚着ただけの状態で
ぐいーんと伸びをした
横目でチラッと確認し、おっぱいのラインがあらわになってるところを見ると
ノーブラか…ピンクたん…
刺激が強すぎる…いますぐ揉み解したい…
しかし朝っぱらから、情事にふけってる余裕はない…
学校に行く支度しないと
よかった、まだ理性が働いている、
できるだけピンクちゃんの方は見ないようにして
とっとと一階に行って朝食を食べて、ピンクちゃんなんて置いて学校に行くぞ
『先輩、そういえば何書いてるんですか?交換日記かな…』
ピンクちゃんが僕の手元を覗き込もうとしたので、僕は即座に隠す
『…うーん、これはちょっと見せられないなぁ…。ピンクちゃんはお子様だもんな』
と言いつつ、ピンクちゃんをおかずに書いてる自分だけどな…
僕の一言に、ピンクちゃんは少しむっとしたようにつぶやく
『先輩だって、お子様のくせに…』
ピンクちゃんの思わぬ切り返しに、自分のプライドを刺激されたと同時に
変な快感もほとばしった
あっ…俺、今、もしかして
ピンクちゃんになじられてる…?
なんだろ……勃ってきた…
だって…
ピンクちゃんと交わす一つ一つが全て俺の宝物なんだ…はふっ…しあわせ…
……ん? そこまで考えて、僕は首をぶんぶん振る
違う違う、ここは憤りを感じなくちゃいけない場面だろ、
おかしいだろ、自分…
まったく…失礼な…
僕は学校の勉強はできないけど、それなりに深く物事は考えているつもりだし、同世代より大人のつもりでいたからな…(そういうところがまだ子どもなんだよ、って父さんに言われたがな…)
しかし、僕より二つ下の彼女に対して、怒るのも大人げないと思い、
『ふーん…。僕のどの部分がお子様だって言いたいの?』と落ち着き払った感じで、聞いた
『だって…こんなピンク色いっぱいの可愛いお部屋に住んでて…
ベッドもお姫様ベッドだし…いかにもお母様の趣味で構成されてる感じがしたから…』
僕は、はあーっとため息をつく
『残念でした。俺の趣味なんだよ。リボンとかレースとかピンク色とか、
小さいころからなぜか乙女っぽいものが好きなんだ。
男のくせに、と思うならまだしも、これを母親の趣味と結びつけるのはどうかと思うね』
『あっ…そうなんですか。ごめんなさい』
↑こんなエプロン着るぐらいだし…
うちの母親の少女趣味は否定しないけど…母親の影響と言うよりは、
物心ついたときから、
ウルトラマンや遊戯王より、プリキュアとかセーラームーンとか好きだったし、
自分じゃ着ないけどお姫様のようなロリータ服やワンピースも洋服ダンスに常備している
なんで好きなの、と聞かれても自分でもわからないけど…着たいとは思わないけど、眺めるのが好きなんだよな
幼なじみのサーモンだけが僕の乙女趣味を知っていて、そのことでサーモンにいじられているせいか、
自分の変わった趣味を開示することはそれほど抵抗がなかった
『おおっ…いいこと思いついた。ピンクちゃん、良かったら洋服ダンスのドレス、着てもいいよ。
コレクションしてるだけで俺が着るわけじゃないし…』
ピンクちゃんが着たら、どんなに可愛いだろう…パンティも買ってあげたい…ピンクちゃんの着せ替えを想像しただけで
よだれが出そうになったが、ハッと我に返った
『…じゃあな…俺、向こうで着替えるから、ピンクちゃんもさっさと着替え済ませて、ご飯食べて学校に行きな。別行動な』
えらいっ、俺、偉い…ピンクちゃんの着替えを見ようなんて
姑息な考えを消去できた、よっしゃあ!
ピンクちゃんを見ないようにして、
会話に集中はしていたが、
正直、ピンクちゃんの砂糖菓子のように甘くて可愛らしい声が自分の脳内に徐々に浸食されているのを感じていたし、どこかで食い止めないといずれ、
ピンクちゃんを肌身離さずつけていないと僕は僕でいられなくなるだろうに
ピンクたんのおっぱいを口でぱっくんするなど、想像だけにとどめておきたい
『哀しいことにこれが一人の女性(ピンク)を深く尋常じゃないレベルで愛しすぎてしまった者の末路だ(ちょっと何言ってるかわからない)』
ってことにならないためにも、僕は早く逃げなければならない
『はーい。あっ、先輩から借りたセーターもピンク色だもんね💕
可愛いです、これ、先輩の匂いがして…これ着て寝てたら、一晩中、先輩にえっちされてるみたいで幸せでした』
サラッとすごいことを言われた気がしたが、僕はぐっとつばを飲み込む。
『ふはあ…あっはっはっはっ…はあ…ピンクちゃんあざといねー、それクラスの男子にやったらイチコロじゃないの❔
(つーか、あざとすぎて逆に不審がられそうだけどな)
しかし俺には効かないよ。
わかったら、早いとこ、こっから居なくなってくれないか』
『うふふふ…先輩♡素直じゃないところも、可愛い』
ピンクちゃんに可愛い、と言われて、またもや下半身が盛り上がってくるのを
感じたが(なぜだよ)
俺は、ピンクちゃんに背を向け、自分の股間を押さえつけながら
移動を図る…
『うおっ、おっ、男に向かって、可愛いなんて言うな…』
『……お兄ちゃん♡…こんなに好きなのに…』
『ぐわっ』
視界に彼女を入れないようにしておくだけでは不十分で
耳栓をしておくんだったと後悔したが、時すでに遅し…
ピンクちゃんの『お兄ちゃん…』の呼びかけに変なスイッチを入れられてしまった僕は、
ピンクちゃんをそのままベッドに押し倒す
(つづく)
うさぎ☆ピンク☆
PS
次回予告
『ああああああもう君の方が何億倍も
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い、可愛すぎるだろ、ああっ?!
あと俺は君のちっぱいがたまらなく好きでしかたないのに
ノーブラでちっぱいのLINE(LINE違う)を主張されたら
見たくて触りたくなっちゃうから
そんなけしからん格好するんじゃねえ
あっ、君のことが好きって言ったんじゃないよ?
あくまでそのちっぱいが好きなだけで…
いや、君のことも…その…きらいじゃないけど
きらいどころか相当好きというか…いやその、愛しすぎてしまったんだ
好きとか愛してるとか超えるほどなんだけど、それについて語り出すと俺の人生丸まる消費しても足りない…
つまり俺は…俗に言う変態なの!! 自分でもねじが外れると君に何をしてしまうかわからない
わかったら、
みだりに近づくんじゃない…』
おまけ♡
『あんっ、先輩…やっと来てくれたぁ…先輩💕触っていいよ…』
ピンクちゃんは無邪気を装って身をよじらせ、
チラッと脚の隙間からパンティを見せた(ってぜんぜん無邪気装ってない)
『俺の話聞けよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ』
うう…っ…泣きたくなるほど…ピンクちゃんは僕に対して大らかだった
PS2
…ってこれ、どこで切ったらいいんだよ、
相変わらず長いよ文章が、ピンクちゃん、こんなに書いてもピンクちゃんへの愛は伝えきれないほど
愛してる