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うさぎピンクの恋わずらい

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僕は君のもの、君は君でいい…

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僕の可愛いお姫様、紹介するぜっ☆彡
僕の自慢の…お・ひ・め・さ・ま(by滝川クリステル)

ああああああ、
でも、だめだ、僕のだからな、絶対取るなよぉぉぉぉ

………

僕の!
…なんて書くと
小さな子供の口調みたいで
なんとも言えない気恥ずかしさ

ハハハハハ…
いいのさ、ナチュラルハイだから、いま

ピンクちゃんが幸せなら僕も幸せさ…

なんてメルヘンな気持ちになってくる…

まだちょっと先だけど、デート楽しみだなー


僕は、遠足とか好きじゃなかったけど
遠足が楽しみでしかたない子供ってこういう気持ちなのか?

うへへへ…ピンクちゃんとデート
テンションがおかしいぜっ

そんなこんなで
『ピン太、顔が崩れてる…』
ってサーモンから指摘された

サーモンは、僕の同い年の幼なじみであり、一番身近な女の子…

もともと親同士が知り合いで
赤ん坊のころから交流があったらしい

物心ついたときから、誰よりも近くにサーモンがいた


女の子なんて意識したことはなかったな、つい最近までは

気がついたら…、何もしていないのに
僕のほうが背が高くなって、

代わりにサーモンの胸は膨れてきて(こう書くと身も蓋もない…)、

まあ、いっちょ前に、発育してきたから、
『ああ、女の子だな』と意識せざるを得なくなった
おそらく、あいつ性格は変わってないけどな、

でも、以前より何かと僕の世話を焼いてくれる
朝起こしに、家までやってきてくれたり

たまに、うちの母親と一緒に夕飯作って、
僕を出迎えてくれたり…

うちの父さんも『サーモンちゃんが嫁に来てくれたらな』
なんてぼやいてるけど

なんせ、近すぎてわからないんだよな…サーモンは

なんて考えていたら……
僕は君のもの、君は君でいい…_c0349676_04265462.jpg
『ピン太ってさ…最近、どんなこと考えてるの?』
サーモンのほうが質問してきた

『えっ…試験のことに決まってるだろ』
『嘘つけよ…顔に締まりがないぞ』

サーモンに、ピンクちゃんのことを打ち明けてもいいものなのか
わからないけど…
まあ、サーモンに対して隠し事をするのも嫌だったんで
『実は…最近、好きな子ができてな』とボソッと言ったら
『ハハハハハ、ばっかじゃないの』と笑いを含んだ返事が返ってきた
バカとはなんだ、バカっていう奴がバカなんだ…といつものように返そうとしたら

『ピン太が
あの後輩の子見るとデレデレしてるの知ってるよ。
でもなー。ピン太があの子とうまくやれるとは思わない』
なんて更に憎まれ口を叩いてきた

『のっけから失礼なこと言うなよ…』

『……ピン太ってバカに見えるけど、けっこう気難しいじゃん。
頼りないし…
年下の子を操るなんて無理だよ』
サーモンは少し、憂いを含んだ目をしたので
僕はややドキリとした

こんな表情見たことがなかったからだ

まさか…サーモン、僕のことが好きなんじゃないのか…
とドギマギしていたら、

『まあ…でも…
どうしてもって言うなら協力してやらないこともないけど』
と、
先ほどの表情は、どこへやら…ニヤリといたずらっぽく
微笑んだので、僕はちょっと安心した

『別に協力なんていらん』
と、僕はぶっきらぼうに返したけどな

うさぎ☆ピンク☆

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PS

他の女の子の話すると
ちょっと罪悪感…

ピンクちゃん、妬いちゃうよな

…でもヤキモチ妬いてるピンクちゃん見るのもいいな

俺を想って、もどかしい表情しながらさ、

『先輩は、私のものなのに…』
『お兄ちゃんは私のものなのにっ…』
『ふふふふふええええ…ぐすっぐすっ…ひどいよぉぉぉぉ』
とか、俺の腰の裾をつかんで
泣き出しちゃってさ
(そういう感じのキャラでないことは百も承知だが)

ああ…可愛い…何しても可愛いぞ

安心しろ

僕が本当に、女の子として見てるのは

ピンクちゃんだけだから…

エッチな妄想は君としかしないし(←この一文が、大いに蛇足だ)

……
ほら、おいで(⋈◍>◡<◍)。✧♡

by pink39pink | 2016-07-14 04:47